カムサハムニダ韓国。
前後しますが春川国際マイム祭りのご報告。
韓国でショーをやるのは二回目ですが、こんなに長く滞在したのは初めて。
私の担当通訳のユネちゃんは今年の3月まで秋葉原のバーガーキングでマネージャーを勤めていたという強者。韓国の人が苦手とする「ツ」と「ズ」の発音も完璧。
彼女と彼女のボーイフレンドのソンさんには滞在中ショーのことから食事のことまで何くれとなく世話を焼いてもらいました。
ユネちゃんは可愛くてとってもひょうきんな女の子。その天然過ぎるユーモアに何度も笑わせて貰いました。彼女の理想のタイプは松田龍平。
「冷たい目が魅力的です。悪そうなところが素敵です。」だそうで…大丈夫かユネちゃん。
日本から一緒に参加した火付盗賊さんのメンバーの中でもとりわけ悪そうなのを熱心に応援するユネちゃん。お姉さんは君の将来が心配だよ…
ソフトな物腰のイケメンソンさんはそんなユネちゃんにメロメロ。冷たくも悪そうでもない、優しい瞳の彼だけど、頑張ってつかまえとけ!
さてチュンチョンインターナショナルマイムフェスティバルは私の想像していた以上に大きなお祭りでした。
その期間、8日間。中盤の水曜日には丑三つ時までショーとパーティーがあり、金曜土曜はなんと野外でオールナイト。
マイムでオールナイト…実際はマイムでないジャンルのものもあるのですがそれでも半分以上がマイム。
真夜中のサンキュー手塚は野外スタジアムを埋め尽くす観客から地鳴りのような拍手と熱烈アンコールを浴びていました。
オールナイトのみ参加だった浅草貴婦人会総代・チェリータイフーンは深夜2時、転がり落ちそうな芝生の斜面でまさかの野外バーレスク。
驚きながらも大盛り上がりしている韓国人男女に弾丸ボディを浴びせまくっていました。
私は残念ながら夜中のショーはなかったのですが、ストリートや公園ステージの他に慰問プログラムとして精神病院や老人福祉施設、障害者支援センターなどで上演させてもらいました。
手塚さんは刑務所にも行ったらしい…私も行きたかったな…
緑深い山奥の大きな精神病院の講堂で患者さん達の前でキャバレーダンスを踊りながら、一瞬、ああ、この仕事をしていなかったら決して会うことのなかった人たちと今私は出会っているんだなあという実感がずどんと頭の後ろに落ちてきて、この仕事をしていてよかったなと幸せとも驚きとも畏れともつかず入り混じったような気持ちに満たされたのでした。
このあいだ大学病院の小児科病棟で上演した時にも感じたことにも繋がり、まだうまく言葉にならないけれど「してあげる」のでも「させて頂いている」のでもないところに私の感じる出会いがあるような、そんな気がしています。
そんな春川国立病院での一瞬が今回一番心に残った出来事でした。
大きな歓声で迎えてくださった春川の皆さん、朝から時には明け方まで寝る間もなく働いていたスタッフとボランティアスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
また会えますように!
あにょはせよー!
i miss you. T.T
Comment by yunhye — 2010年6月25日 @ 5:49 PM