辻桃江の巻。
オブジェクトシアター(*)の世界より舞い降りた謎の女、ヂバドロ桃江。
昔芝居をやっていたらしい。が多くを語らない。
同時期同じ学部に通っていたらしい。が会った事はなかった。
昼間は別の顔を持っているらしい。が見た事はない。
チョコボールのような彼氏を家に囲っているらしい。が会わせて貰った事はない。
時折ブロッコリと米を一緒に炊いて食すらしい。が食べさせて貰ったことはない。あんまり食べたくない。
その細長いからだは主にパンでできているらしい。稽古場でもよくパン状のものを摂取している。本当にパンなのかどうかは定かではない。
大体いつ出会ったのか、あまり判然としない。
思い出そうとすると頭がキリキリと痛くなる。
記憶を消されてしまったのかもしれない。
わたしのきおくをかえしてくださいおねえさま。
(*)オブジェクトシアターとはもの(オブジェクト)を使った舞台芸術のこと。
元々は人形劇の流れから派生したものらしい。詳しくはLinkよりヂバドロ・アノのページをどうぞ。