ありがとうございました。
ヘブンアーティストTOKYO、大道芸ワールドカップin静岡、無事終了致しました。
御来場頂いた皆様、数多くのショーがひしめく中で足をお運び頂き共に時間を過ごして頂いたことに心から感謝致します。
実行委員、スタッフ、そしてボランティアスタッフの皆様、ほんとうにありがとうございました。このようなフェスティバルが長年続いていること、その中に出演させて頂けたことに心から感謝致します。現場を支え作ってゆく労力は並々ならぬものがあると思います。これからも続いてゆきますよう、願っています。
今年は上野で二日間、静岡で三日間、新作「月のおはなし」を上演しました。
かなり未熟児な状態で初演を迎えた上野から13回、一回毎に少しずつ育ってゆきました。
モノとカラダの描き出すあの物語が、風や木々や光、そしてその場に居合わせた人々との逢瀬によって次第にくっきりと立ち上がって来るのを感じました。
初日、投げ銭を入れて下さった方が「いい子に育ってます」と言って下さったこと。
小さな男の子が冒頭のシーンで「あ、月!」と声を上げたこと。
様々な形で頂いた言葉は全て、次回への糧になっています。本当にありがとうございました。
静岡二日目のナイトと三日目にはバーバラッビットのキャバレーショーを上演しました。
ここ数年のヨーロッパ遠征での苦難と喜びを経て、この作品も逞しくしなやかに成長しました。
その姿を長年出演させて頂いている静岡の皆様にも観て頂くことが出来て本当に嬉しいです。
もう一度、多くのショーがひしめく中で私の演目に足を運んで下さった皆様、現場を支えて下さった皆様、アドバイスをくれた友人たち、励まし支えてくれた家族に心からの感謝をお伝えしたいと思います。
静岡最終回、西日差す駅前の大きな木の前で見上げた空がとてもきれいでした。
なぜだか今年の夏に急逝した友人のサーカスアーティスト、Yukki YOYOのことを思いました。
少しだけ遠くにいってしまった彼のもとにも届くような、小さく細くけれども強く瞬く光のような作品を育ててゆきたいと思います。
2012 ueno photo by takegram
2012 ueno photo by takegram
2012 perigeux photo by Suzuki Sayaka
2012 perigeux photo by Suzuki Sayaka
見るたびに仮面の表情が豊かになっていて、惹きつけられました。
特に「きいろちゃん」。生まれたての赤ちゃんから、好奇心旺盛な幼児、男心をくすぐる女盛り、そして・・・と、本当に雰囲気も姿も変化していました。
初演を見ているだけに、「幼児洗礼に立ち会った代母ってこんな気持ち?」とか勝手に思っています。
またどこかに観に行きます。
Comment by 星降り — 2012年11月7日 @ 9:14 PM