よるべない終演
よるべない女たち、おかげさまで無事三回公演を終える事が出来ました。
共に稽古し舞台に立った二人の音楽家と何度も稽古場に足を運んで下さったスタッフの方々、様々な形で力を貸してくれた友人たち、そして多忙の中駆けつけて下さった皆々様、気にかけて下さった方々に厚く御礼申し上げます。
苦戦していた動員も、力を貸してくださった方々のおかげで滑り込みでぐんと伸び、たくさんの方に観て頂く事ができました。
本当にひさしぶりの単独公演であり、初めての大舞台でありました。
昔からの付き合いの人々と新しく知り合った人々が渾然一体となってそれぞれの力を発揮し、ひとつのものを、時間を作り上げていく過程、私の描いたデッサンをそれぞれがそれぞれの視点から想像を膨らまし色を塗り光をあて陰影をつけていく様に私はただただ驚き魅了され、たとえようのない喜びを感じました。
たくさんの出会いがよるべない女たちを生みました。
よるべない体験のあとに
例えば劇場の外に出た時、例えばコーヒーを飲んでいる時、例えば夜布団に入る時、例えば街を歩いている時、様々な日常の瞬間にふと、いつもの風景が違って見えたりしたらうれしいです。
相変わらず終わったけれど終わった実感も達成感もなく。
終演せど終焉せず、次なる景色をみつけに淡々と歩いてゆこうと思います。
次なる機会も眈々と狙いながら。
メイク風景。手前は貴婦人会総代、今回は演出&メイク助手&黒子と大活躍のチェリー。
衣裳&メイク&スタイリスト、チームよるべないのアイドル、岡崎イクコさん。口癖は「え、もうこんな時間?!」
たぶん今際の際にもそう言うんだろうなともっぱらの噂。
これがよるべないイクコメイク。
コンセプトは「アンニュイでデカダン 上等だけど不幸な女」だそうです。
頑張って覚えようとしたけど自分でやったら似て非なるものになりそうな高等テク… 口紅はまだつけてません
そしてたくさんの差し入れ、お花、ありがとうございました。
今回の劇場はロビー花禁止だったので楽屋で愛でさせて頂きました。
写真は新キャンディーズたちからの花束といかりんさんからの花かご。
数々の差し入れはみんなのお腹の中とここ数日のおやつに。
時期的にチョコ率高し。大好きだからぱくぱくやってしまいそうですが自制しながら楽しみます。