二本の薔薇、二十年ぶりの薔薇
先日はアラアラライブにご来場ありがとうございました。
今回は「黒い帽子」を上演しました。
これは山本光洋さんのクラスにいた頃に作った作品です。
光洋クラスでは何ヶ月かに一度、共通のお題を与えられて各自作品を発表する機会がありました。
その時は「〇〇出来ない」だったかな。
〇〇はなんでもよくて。
私は「逃げられない」にしたんだったかな。
因みに同じお題の時に加納さんが作ったのが「演歌」でした。
あの時は確か「歌えない」だった気がします。
で、今回二十年前に私と加納さんを舞台で観た、というお客様がご来場くださいました。
二十年前の作品の内容をとてもよく覚えていてくださって、
「二十年前に好きだったものを今また観て、きちんと歳を重ねていてやっぱりとても素敵なんだって分かって、嬉しかった。来てよかった。」
というようなことをおっしゃって、
「ちょっと恥ずかしいですけど…」
と言いながら薔薇を二本くださいました。
二十年前のご来場の時に薔薇を一本くださったのだそうです。
次は二本持って来ます、と言って二十年経ってしまった、と。
続けて来てそして…またお会い出来てよかった、と思いました。
また二十年後に薔薇を頂けるよう精進致します。